音と言葉の箱

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もはやタンノイではない


 タンノイはネットワーク、エンクロージャーまでそろってタンノイなのであるが、すでにチャンデバを用いたマルチ駆動をしていたので、そんなことは気にしない。というわけで、写真の通り、手を加えて、奇妙な領域(ゾーン)に入ってしまった……。キングダム ロイヤルのコピーではないが、もはやこれまでのタンノイではない……。

 以前は2ウェイ+サブウーファー+スーパーツィーターだったが、それに中低域としてウッドホーン+JBL2420ドライバーを追加して3ウェイ+サブウーファー+スーパーツィーターとなった。ジャズを中心に聴いているのに、スターリングTWWでは生々しくも乾いたドラムの響きがでない。以前は、ボーカルや締まったウッドベースさえ聴けたらよい、ドラムはうるさくて好きではないからタンノイで聴くジャズの方が良い、と思っていたのだが、それがイソップ狐の「すっぱいブドウ」であることはわかっていた。実を言えば、クラシックも聴くしジャズも聴く、女性ボーカルが大好き、ということで、仕方ないからジャズのドラムを諦めていたのである。


 リューズテクニカのウッドホーン工房のHPを見て以来、ホーンを追加するという想念に取り憑かれてしまった。リューズテクニカさんでは、タンノイのネットワークおよび同軸ユニットには相当な特徴があり、単純にチャンデバで区切ることはできないとおっしゃっている。そこで示されている対策は、同軸ツィーターには5000Hz以上の帯域を持たせて、ウーファーとの間の帯域を補うホーンを追加するという方法で、すこぶる理にかなっている。もっとも、リューズテクニカさんは15インチのタンノイをとりあげていらっしゃって、ご本人のスピーカはタンノイの15インチユニットを二基積んだロックウッドだから、スターリングTWWとは違いすぎるのが気になるが、結局音は耳で調整するものだからいいだろう。

 以前からJBLにも憧れていたので、ここでは、まだキラキラしている程度の良さそうな中古のJBL2420ドライバーを購入し、ウッドホーンはバーチで幅430mm、高さ142mmの自作のものを入手した。新品なのだが、ビンテージ風に塗装しており、美しくはない。
 お気に入りの管球式チャンネルでバイダーは、2ウェイ仕様のためタンノイだけで聴くときに用いるとして、それまでサブウーファーの調整用に用いていたベリンガーをもう一台買い足した。激安でコントローラーがほんとにチープなので気分はよくないが、音はそれほど悪くないと思う。中を見ると、ほんとに何もない……。


 クロスを900Hz、7000Hzとし、サブウーファーを60Hz以下に加え、さらに20000Hz以上にスーパーツィーターを加えた。管球式のチャンデバは、1300Hzでクロスしたものだが、これはタンノイの同軸ツィーターにもJBL2420ドライバーにも接続できるので、三種類の音が聞けるというわけだ。そんな単純なものではないだろうが。
 サウンドモニターFFT Wave というソフトを用いて計測。計測しないで耳だけで調整するとどうしても自分の好みをひどく拡大したようなバランスになっていた。僕の場合、中域がひっこんで低域と高域が出っ張ってしまうようだ。しかし、かといって機械だけに任せると、どうも中高域がうるさく感じる。あとは自分の好みで調整するしかあるまい。
 ジャズはいかにもジャズの音がするようになった。簡単に言えば、音量の大きなジャズ喫茶みたいな音だ。クラシックは 弦の音が乾いて松脂が足りないような音である。前の2wayの方が良かった。そういうものかもしれない。これから少しずつ調製していこう。

by boxstan | 2012-07-01 23:20 | オーディオ

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